電気通信工事とは主に携帯電話やオフィス電話、テレビやインターネット、パソコンや防犯カメラ、電波時計にナースコール、火災通知器にスピーカーなどの設備設置や設置を行う工事です。例えば、近年急速に発展してきたLAN・インターネット工事は、LANは建築内やオフィスのフロア内など狭い範囲にあるコンピューターで設定されたネットワークのことで、有線と無線がありケーブルを使いネットワークに接続することを有線、ケーブルを使わずに電波で無線接続すことを無線といいます。
一般的にパソコンやプリンター、通信機器にセキュリティー機器などをネットワークへ接続することをLAN工事といい、他にマンションなどのwifi設置やネットワーク機器の設定、LANケーブルの配線や光ケーブルなどを扱います。
電話工事だと屋外と屋内があり、屋外は電信柱から建物内へ電話線を引きこんで高所作業車に乗って作業を行う事もあります。屋内は新設から移設と移転、増設や修理と保守工事があり、建物内まで引き込んだ電話線を電話機まで配線して利用できる状態にします。
仕事の内容や地域差もありますが、インターネットや光回線などの情報通信設備は常に改新されていて、今後もさらに進歩していくことは確かです。それにともなって新しい設置や改修工事なども増えることが見込まれます。
地形や建物などで電波が遮られてしまう電波障害エリアの地帯もあって、通信工事の必要性は高いです。このようなことから今後も無くなる可能性は低く、業界や仕事の将来性はかなり高いです。
急速な発展を続けている高度情報化社会だと、より高品質で信頼性が高い情報通信ネットワークとIT技術が必要とされます。携帯電話基地局工事や光ファイバー通信網整備、有事に備えた自治体防災無線や消防無線工事などネットワークインフラを構築し、会社によっては工場内の生産や制御設備をネットワーク連携した自働監視や制御システム設計、施工からメンテナンスまで事業展開しているところもあります。